2015年09月21日

バドーギについて考えてみるのココロだの巻

ジャック・クリスピン曰く、
「過去は引き摺るものではなく、背負うもの」

毎度、引きずりすぎて過去が跡形もなくなってしまった拙者でござる。

みなさんご存知の通り、拙者はホールデムよりマイナーゲーの方が好きなんでござるが、
しかしその中で、イマイチ受け入れられないゲームがあるでござるよ。

何を隠そうそれが「バドーギ」
ちなみに以前はバドージと表記していたのでござるが、
どうもバドーギの方が正しいらしいので、今回からギにするでござる。

バドーギに関しては以前も戦略記事なんかを載せたし、
PeachCupでもバドーギ大会をやった事もあるのでござるが、
いま一つ面白さが分からない感じ。

なんでだろうと良く考えてみたらコレ、ポーカーじゃなかった
なんでポーカーSTARSにあるのかも不明でござる。
鈴木.png

それとちょっと感じたのが、
「パットとドローのバランスが悪い」
気がするのでござるよな。
PeachCupの時もパットが強すぎて、ドローがまったく引けずに
イライラMAXだったでござる。
これが拙者の好きな2-7SDだと、1枚ドローは約50%の確率でJハイ以上を引けるので
その絶妙なバランスが、面白さに繋がっていると思うでござるよ。

しかしそれは単に拙者が引き弱だっただけで、
本当はそうではないのかも知れないと思ったので、
今回はバドーギの色々な確率について考えてみたいと思うでござる。
拙者は木原さんの様に絶対確率感覚(だいたいの確率が感覚的に分かるサイドエフェクト)
が微塵もないので、地道に計算して行くでござるよ。


*********************************************

1.一枚ドローの強さはどれくらいなのか?

まず1枚ドローとパットの強さを比較してみたいと思います。

比較のために、パットは最弱のTハート(トランプ)ダイヤクラブスペード
一方ドローは最強のAハート(トランプ)ダイヤクラブX(スペード以外)とします。

つまりドロー側は4〜Qのスペードを引けば勝てる訳です。

この時残りのカードは44枚で、アウツは9枚。
1回のドローで引ける確率は9÷44=約20%となります。

バドーギには3回ドローがあります。
そして3回ドローして、何も引けない確率は、

(35÷44)×(34÷43)×(33÷42)=0.494

つまりドロー成功50.6%、失敗49.4%となりました。

う〜ん、ほとんど差がないですね。
つまり1枚ドローはKパットとほぼ同じ強さだと言っていいと思います。
ドロー弱っ!!

黒澤.png

ちなみにこれはQハイ以上を引ける確率なので、
もっといいハンドになる確率はもっと下がります。
だいたい1枚アウツが減る毎に5%下がります。

Jハイ・・・46%
Tハイ・・・41%
9ハイ・・・36%
8ハイ・・・31%
7ハイ・・・25.4%
6ハイ・・・19.5%
5ハイ・・・13.3%
4ハイ・・・6.8%

ざっとこんな感じです。

※ちなみに以前の戦略記事ではJハイを引ける確率は約38%になっていましたが、
どうやら間違っていた様ですね。
単純なドロー確率で考えると、残りのカード48枚で
アウツが4〜Jまでの8枚。
3回のドローで引けない確率は(40/48)×(39/47)×(38/46)=57%
引ける確率は約43%になりました。

2.オッズはどうなの?

さてバドーギでは1枚ドローでもそんなに強くない事が分かりました。
じゃあ相手がパットして、自分がドローだったら即フォールドすればいいかと言うと
そうではありません。

そこはお馴染みのオッズ計算ですね。

分かりやすくするため、レートは$2/$4のリング(ブラインドは1/2)で
レーキは考えないものとします。

UTGが4$にオープン、自分はBTNでコール、他はフォールドしたとします。
(注:これはあまりいいプレイではありません、BBにもオッズコールされてしまうからです)
この時のPOTは4+4+1+2で11$。
そして相手はパット、自分はAハート(トランプ)ダイヤクラブX(スペード以外)から
1枚ドローして、引けなかったとします。

当然相手はBetして来ます。1回目のドロー後はminiBetになるので2$です。
現在のPOTは11$+2$で13$、コールするのには2$必要です。

すると必要な勝率は2÷15=13%となります。

さてこの時に、どの位の強さのハンドがあれば勝てるのかは難しい所です。
正直相手次第と言っても過言ではありません。
とりあえずここでは、相手は非常にルーズで、
バドーギ完成ならKハイでもオープンして来ると仮定します。

残り2回で、Qハイ以上となる確率は
1−(34÷43)×(33÷42)=38%
余裕でコール出来ます。
ちなみにまともな相手なら9ハイは欲しい所、その時は
1−(37÷43)×(36÷42)=26%
まだ全然行けますね。
1回目のベッティングラウンドは1枚ドローなら
ほぼエニハンでコール出来るのではないでしょうか。

さて2回目のドローでも残念ながら引けませんでした。
相手はBigBet4$を打って来ます。
さてこの時はどうでしょう?

POTは15$+4$で19$、コールに4$必要。
4÷23=17%の勝率が必要です。

先ほどと同じ計算で、Qハイ以上を引くには
1−(33÷42)=21%
となります。ぎりぎりセーフ!!

しかし9ハイ以上が必要だと考えると、
1−(36÷42)=14% 
となり、少しオッズが合わなくなります。

他に参加者が一人でもいれば、コール出来る感じにはなりますけど。

3.実際はどうなの?

以上の事を踏まえると、パットに対しては2回目のベットはコールせず、
フォールドした方が正解になります。

じゃそれを逆手に取って、2回目のラウンドで相手がドローした場合、
こちらはわざとドローせずにパットしてベットするブラフが
出来るんじゃないかと思いつきました。

それを検証するために、実際のバドーギのリングに行ってみましたが、
結論から言うと、ちょっと難しいみたいです。
まずその日は平日でしたが、最低レートのテーブルしか立っていませんでした。
そのせいかどうかは知りませんが、3回目のドローを降りる人はほぼなし。

て言うかそれ以前に、リンプ、リンプ、リンプ、リンプ、コール。
2枚ドロー、2枚D、1枚D、チェック、チェック、チェック、みたいな感じでした。
そして誰かバドーギを引けた人がベットして、コール、コール、コール。

マルチウェイが多すぎて、もう全てでコールしてもオッズが合ってしまう感じ。
こうなるとほとんど運だけの勝負です。う〜ん。

後で見たら1/2も立っている事はあるみたいで、こちらは少しマシ。
ただやっぱりリンパーが多くマルチになりやすいのは変わらず。

しかし観戦中にもの凄いドフィッシュを見てしまい、
もしかしてオイシイ狩場なのかも知れません。

※ちなみに2回目のドロー後に、相手のBetに対してレイズ。
相手がコールすると、なんと2枚ドロー!?
そしてPot27$に対して、残りスタック0.5$なのに、
相手のBetにフォールドしてたのでびっくりです。

でもやっぱり食指が動かないんだよな〜。
興味のある方はどうぞ。

*******************************************

いかがだったでござるかな?
拙者の感覚ではドローの勝率20%くらいな気がしていたので、
其れよりは引けるみたいでござるな。
やっぱり拙者のヒキの問題だったか・・・。

ああ、せめて人並みの肩が欲しい。
では今宵はこれまで、次回まで御免!!

ジャック・クリスピン曰く、
『改悛した魔女は掃除をはじめる。恋した強盗は信号を守る』

posted by 桃太郎侍 at 21:17| Comment(0) | バドージ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年03月19日

バドージのルールと基本戦略

さて、2-7よりも需要はまったくないと思われるバドージでござる。
一応こちらのページを参考にしているでござるよ。

<ルール>
@使用するカードは4枚
Aスート(絵柄)と数字をかぶらない様にする
B数字が小さい方が強い
CAは1として扱う
D3回ドローするチャンスがある
Eリミットである事がほとんど
Fストレートはありません

基本的には2-7のトリプルドローと似た感じで、ドローを3回する内に手を作ります。
ドローせずにStandPatしても良いのも同じ。

スートが4種類バラバラになったものをバドージと言います。
数が小さい程強いのでA234(スートバラバラ)がナッツとなります。
またスートや数字がかぶってしまった場合は、それらを除いた3枚で優劣をつけます。
67TT = 67T
スペードハート(トランプ)ダイヤスペード = 3スペードハート(トランプ)ダイヤ

また強さは「大きい方から」比べて行きます。
例:A269<3459(9が同じなので、次に大きい数字6と5を比べます)

<基本戦略>
スターティングハンド
アーリーポジション:Tハイバドージ以上
          3カードバドージで、すべてのカードが5以下(A35×etc.)
          ※ルーズに行く時は6以下でも可

ミドルポジション:Jハイバドージ以上、3カードバドージの6以下

カットオフ:Qハイバドージ以上、3カードの7以下(ルーズ時は8〜9以下)

ボタン:Kハイバドージ、3カードの9以下、2カードの場合はAか2を含む5以下(A5××etc.)      

SB:ボタンと同じ

自分がオープンする時は必ずレイズインします。リンプは絶対にしません。

ドローオッズ
1枚ドローしてJハイバドージ以上となる確率は、後3回ドローが残っている場合38%です。
2回残っている時は約27%、後1回の時は約15%です。
※単にバドージが完成する確率は1ドローで20%になります。

これに照らし合わせて、オッズに合えばコールし、合わなければフォールドします。

スロープレイ
バドージではスロープレイは絶対にしては行けません。
なぜなら、ドローされる度にあなたの手は相対的に弱くなるからです。

ブラフ
ブラフは基本的に相手が一人しかいない時に行います。

3カード
ポットがあまりに大きくない限り、3カードでショウダウンするのを恐れてはいけません。

その他の戦略1
バドージで簡単に利益が取れるのは相手の手が弱い時です。
もし相手が2回目のドローで二枚をチェンジして来たら、その手は明らかに弱いです。
スタンドパットしてベットすれば、ほとんどポットを勝ち取れるでしょう。

その他の戦略2
相手が3回目に1枚ドローをしました。自分は弱いバドージ(Kハイ等)です。
この時もBETすべきです。
相手がバドージを引ける確率は20%です。
もしコールされ負ける事があっても長期的には+EVのプレイです。

その他の戦略3
自分に4枚の同じスートが来た時(ただしKQがない時)はブラフ出来ます。
KQがなければ、相手がJハイ以下の手を作るのは難しくなります。
相手のアウツは最高で7枚、最低で4枚しかありません。

(桃太郎注:これはかなり上級者向けでござるな。ショウダウンまで行くと100%負けるので、使い所が難しい。と言うか、使えるのかな?)

ま、ざっとこんな感じでござるな。
他にも勝ち組プレイヤーのインタビューなどがあったので、
暇があったらアップするかも知れないでござる。





posted by 桃太郎侍 at 19:56| Comment(1) | バドージ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする