2017年04月20日

【-7kg】これは凄い!ブランパン食べるだけダイエットでござるの巻

メイドカジノでディーラーの女が〜♪
俺に配ったハートのクイーンを〜
皆んなの前で、エクスポーズしたんだ〜!

もしかしてだけど〜、もしかしてだけど〜
これって拙者を誘ってるんじゃないの〜!?

毎度、妄想と暴走が止まらない拙者でござる。

先日拙者東京に行く用事があって、その際に
アミューズメントポーカーというのに初めて行ってみたでござる。
(ネコカジとアキバギルド)
みんなが割りとゆる〜くポーカーやっている中、
拙者だけがガチで勝ちに行っているのを見て、
メイドディーラーさんも
「ハンドだけじゃなくて、私も見て
と思ったのでござろうな。

しかし博打と前戯は手を抜いてはいけないと言うのが
我が家の家訓であるからして、これからも拙者は全力で行くでござるよ。

さて今回はタイトルにもある様にダイエットの話。
皆さんダイエットしてますか?

いきなりジジ臭い話で恐縮でござるが、
ポーカープレイヤーにとっての三大疾患と言えば

近視・肥満・痔

この3つではないかと拙者は思っているでござるよ。
まぁ毎日PCの前に座りっぱなしではやむを得ないでござるな。

このウチの近視は、眼鏡やコンタクトでカバーするとして、
肥満はちょっと放っておくと後が大変。
(痔はまだなってないので分かりません)

かく言う拙者も去年の健康診断で、メタボ予備軍と言われてしまったので
今年の1月からダイエットを始めてみたでござる。

しかし今まで拙者、ダイエットとか続いた試しがなく
だいたい1〜2週間でギブしてしまうのがいつものパターンでござった。

だって拙者、米とかラーメンとかうどんとかパスタとか、
とにかく炭水化物が大好きなんだもん。

O型人間は炭水化物好きと言う話を聞いた事があるでござるが、
それってまさしく拙者の事。
これじゃ、ダイエットなんて一生無理と思っていたござる。

しか〜し!!今回は違った!!

そんな炭水化物大好きフレンズな拙者でも簡単に痩せられる、
って言うか、いくら食べても全然太らない神の食べ物を
拙者見つけたでござるよ。

それがタイトルにもある「ブランパン」

ブランパン.jpg
それがこれ。
ローソンで2個入り125円。

これを食べて拙者1月からの3か月で約7kg
ダイエットに成功したでござる。

しかも筋トレやウォーキング等の体を動かすのは一切なし!!
だって拙者のいる北海道、寒いんだもん・・・。

と言う訳で今回はポーカーとはちょっと関係ないでござるが、
最近メタボ気味かなぁと思っている皆さんにぜひこの
ダイエット方法を勧めてみたいでござるよ。

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・そもそもブランパンって何?

ブランとは小麦の皮の部分で、ブランパンはそれを粉にして焼いたパンの事。
果物とか野菜とかでも皮の部分に栄養があるって良く言われますが、
ブランも同様にビタミンやミネラルがたっぷり、しかしそれでいて
糖質が少ないのが特徴です。

そうこのブラン、糖質が全然ないんです。
つまりブランパンを食べる=糖質制限ダイエットになる訳です。

ちなみに普通のご飯、茶碗1杯の糖質はだいたい50gくらいです。

ん、ちょっと待てよ?
先程のブランパンの画像をもう一度見て下さい。

糖質2.2g!!

つまりこのパンを10個食べても、
ご飯1杯分にもならないのです!!

いくら食べても太らないと言うのも納得です。

・おかずはどうするの?

おかず.jpg

基本、主食をブランパンに変えるだけでおかずはそのままです。

肉も牛・豚・鳥と制限なし。
とんかつや、フライドチキンなどは、
厳密に言うと衣の部分が小麦粉=糖質なんですが、
さすがそこまで気にしてしまうと食べるものがなくなっちゃう。
自分は普通に食べてました。

・野菜は?

野菜は葉物野菜(キャベツ・レタス・白菜等)は何でもOK。
冬の間は結構頻繁に鍋を食べてました。

豆類も基本何でもOK。

ただし芋類はNG
あいつらは結構糖質が高いのです。

・飲み物は?

糖分の多いジュース類はさすがに控えました。
基本はコーヒー(無糖)、お茶、そしてゼロコーラ。

ゼロコーラも飲み過ぎるとダメだとかちまたでは
言われている様ですが、自分は影響なし。
2〜3日に1本くらいは飲んでました。

お酒は焼酎や、ウイスキーは糖質0なのでOK。
ビールも最近は糖質オフや0のものがあるので、それ飲んでね。

・外食はどうする?

意外と問題なのが外で食事を取らなくてはならない時。
さすがにブランパンを持ち歩く訳にも行きません。

自分が良く行っていたのは「モスバーガー」。
ここにはパンの代わりに、レタスをつかった「菜摘」
というハンバーガーがあるんです。

モス.jpg

オススメはてりやきバーガー。それとオニオンフライ(ポテトはだめよ)と
モスチキンでおなかいっぱい。

何か用事があって外で食事をしなくてはならない時は
だいたいこれで済ましていました。

・間食はダメなの?

やっぱりダイエットしてると、口が寂しくなります。
なんか物足りない、もう少し食べたい・・・。
そんな時はコレ。

イカ.jpg

八代亜紀さんオススメのスルメイカ。
後はチータラとかビーフジャーキーがお気に入り。

これらもあんまり食べ過ぎるとダメだと思うけど、
食べたいと思ったら食べちゃった方が結果長続きします。

・リバウンドはどうなの?

リバウンドはすごいです。
東京に行った時に、かねてから一度は食べてみたかった
「らーめん二郎」に行ってみたのですが、
その時は一気に1.5kgくらいリバウンドしました。

ついこの前もふいにどうしてもそばが食べたくなって、
一食だけそばにしたら、それだけで1kgくらいリバウンドしてしまいました。

リバウンド.jpg

ただ1週間くらいまたブランパン生活を続けていれば元に戻るので、
やっぱり継続する事が大切なんだと思います。

・体重は毎日計れ

これ結構重要。
毎日計っていると、体重が日に日に減っていくのが分かるので
ダイエットが楽しくなって来ます。

リバウンドした時も「うわ〜!」となるので、
また今日からがんばろうという気になります。

・味は気にするな

そんな魔法の食べ物ブランパンですが、
味はやっぱりというか、正直美味しくはないです。

なんかすっかすかな藁かなんかを食べてる感じ。
(食べたことないけど)
こればっかりは仕方ないです。

だいたい美味いもの食べて、さらにダイエット出来るなんて
そんな都合のいい話がある訳ないです。

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さていかがだったでござるかな?

最近はこのブランパン、ノーマルなもの以外にも
カレーパンやハムマヨなど色々な種類のものが出てるので
ぜひ試していただきたいでござる。

今回拙者はまったく運動をしていないのでござるが、
運動も併用したらもっと痩せていたかも知れないでござるな。

ただしダイエットで一番大事なのが途中で止めない事。
そのためには無理をしない事が一番だと思うでござる。

それでは今宵はこれまで。次回まで御免!!





posted by 桃太郎侍 at 23:43| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月15日

【ポーカー小説】死のストレートフラッシュ 後編

さあ出かけよう〜、一切れのパン〜♪
ナイフ、ランプ、カバンに詰め込んで〜♪

いたら、職務質問された拙者でござる!!
ナイフにランプにオイルとマッチ、
テロリストと見なされても仕方ないでござるな。

「ラピュタは本当にあるんだ!!」
などと意味不明の供述を繰り返しており・・・。

それはさておき、今回はポーカー小説
「死のストレートフラッシュ」の後編でござる。

ストフラを完成させたのに、男は何故死ななければならなかったのか?

皆さんの予想は当たっているでござるかな。

それではどうぞ〜。

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死のストレートフラッシュ 後編sideA

早く話せと催促するナマズに,
俺はちょっともったいつけて話し始めた。

「中津さん、この世界にはいったい
何種類くらいのポーカーがあるか知っていますか?」
「は? ポーカーと言ったら、あのポーカーしかないだろうが」

ナマズの言っているあのポーカーが何なのかは分からないが、
恐らく普通のドローポーカーの事だろう。

「残念。ポーカーには世界中で様々な遊び方があり、
細かいルールの違いも含めると百種類以上は下らないと言われています」
「そんなにあるのか」

「ええ。そして二人が行っていたポーカー、
これは恐らく普通のポーカーではありません。
2-7シングルドローです」
「ジングル? いったい何だそりゃ?」

「ジングルではなくシングルです。
ポーカーの中には役の弱さを競うローボールと言うゲームがあるんです」
「それは初耳だ」

ローボールには今言った2-7シングルドロー以外にも
トリプルドローやラズと言ったものがある。
しかしいずれも一般的には馴染みが薄く、
世界でもこれをプレイしているのはポーカー人口の中でもほんの一握りだろう。
ナマズが知らなくても無理はない。

「今言った2-7シングルドローは
役が弱ければ弱い方が勝つゲームなんです。
つまり一番強いのが何も出来ていないブタで、
次がワンペア、ツーペアと言う順になります」
「なるほどそうか、それならAのストレートフラッシュは最弱と言う事になるんだな。
ならBが勝ったのも頷ける」

ナマズはやっとこれで謎が解けたと、すっきりとした顔でそう言った。
だが、俺はこの事件はそれ程単純ではない様な気がしていた。

「けど、本当にそれだけでしょうか?」
「何だ、まだ何かあるのか」

俺には一つ気になっている事があった。

「2-7シングルドローは世界大会の種目にもなっているとは言え、
かなりのマイナーゲームである事は間違いありません。
それを命が懸かった勝負の種目にするという事は、
恐らく二人は普段からこのゲームをやり慣れていたはずです」

あえて二人ともやった事がないゲームを選んだという可能性もあるが、
それは少し無理がある。
二人にとって普段から非常に馴染みのあったゲームだと考えた方が自然だ。

「しかしそれにしてはゲームの進行が少しおかしいのです。
Aがストレートフラッシュでオールインするのも変ですし、
Bがそれにワンペアでコールすると言うのも不自然です」

二人が行っていたのが本当に2-7シングルドローであるなら、
ストレートフラッシュはもちろん、ワンペアでさえも
即座に投げ捨てるような弱い手だ。
通常のリングゲームならお互いにブラフをした結果
そうなる事もあるかも知れないが、
命懸けの勝負で果たしてそんな事が出来るだろうか。

「そう言われてみれば確かにそうだな」
「これは仮説なんですが、もしかして二人は
『お互いに相手の手を知っていた』のではないでしょうか」
「何、それはどういう事だ?」

「つまりAはBの手が7のワンペアだと知っていたのです。
このゲームでワンペアはかなり弱い手です。
オールインすればほぼ100%降るせるだろうと思っていた。
しかしBもまたAの手がストレートフラッシュだと分かっていたのです。
分かってさえいれば、ワンペアでもなんでもスナップコール出来ますからね」
「それじゃあつまり・・・」
 
俺は頷いた。

「そうです、CがAとBの両方にカードを教えていたのです

俺の考えた仮説はこうだ。
AとBは二人とも、密かにCを味方に引き入れようとたくらんでいた。
しかしCはAもBも選ぶことが出来ずに、結局両方に手札を教える事にした。
謂わば二重スパイだ。

「しかしあの女がまさか、信じられん・・・」
「ナマズさん、Cがポーカー素人なんて嘘ですよ。
ポーカーを知らない人間が、
ベット、レイズ、オールインなんて用語を使う訳がありません。
恐らくは八百長が出来るくらいには熟練したプレイヤーなのでしょう」

それを聞いたナマズは、はっとした顔をした。

「じゃBが姿を消したのはもしかして」
「Bは親友だったはずのAをイカサマで殺してしまった事を
後悔しているのかも知れません。
Aも同じ事をしていたとは知らずにね。
まさかとは思いますが、罪の意識に耐えられず、
Bも後を追って自殺なんて事も・・・」

俺がそう言うと、ナマズはおもむろに立ち上がり、どこかに電話をかけ始めた。

「もしもし俺だ、中津だ。昼間署に呼んだ宮田恵子だがな、
もう一度署に呼び出してくれ。それから・・・・」

ナマズは電話をしながら、軽く手を挙げて俺に挨拶すると、
そのままいそいそと店を出て行った。

もちろん飲み代は払っていない。

「やれやれ・・・」

まあ仕方がない、いつもの事だ。これで客足が戻ると思えば安いものだ。
俺は中断していたグラスを磨く仕事に戻った。



後編sideB


それから数日が過ぎたが、Bの居所は要として知れなかった。
それだけではない、あの後ナマズはすぐにもう一度Cに連絡を取ろうとしたが、
その時には既にCもBと同様行方が分からなくなってしまっていたのだ。

結局Aは自殺として片づけられる事になりそうだとナマズは言っていた。
真相は藪の中だが、当事者が誰もいないのではそれも止む無しだ。
これでナマズもしばらくは店には来ないだろう。
それは実にいい事だ。

俺は店の看板に灯をともすと、いつもの様にグラスを一つ一つ丁寧に磨いて行った。
とその時、からんと音がして扉が開いた。

「いらっしゃいま・・・」

そこに意外な人物が立っていた。

西条仁。

つまりは行方不明になっていたBだ。
だが西条は少し前とはまったく別人の様に変わっていた。
体は痩せ衰え、頬はげっそりとこけている。
深い隈(くま)に覆われたその両目だけが、
ぎらぎらと狂気じみた光を放っていた。

「西条さん、お久しぶりです」

俺が平然を装って声をかけると、西条は落ち着かない様子で店内を見回した。

「こ、ここにナマズさんは来てないか? 
お、俺はもう駄目だ。全部話す、助けてくれ!」

それはもう叫び声に近かった。

「落ち着いて下さい。ナマズさんは最近はお見えになられていません。
用事があるなら、直接警察署に行ってはいかがですか?」
「け、警察はだめだ。あそこには見張りがついている。
警察にたれこんだと分かったら、やつは俺を許さない」

やつ?

それが誰の事なのかは分からなかったが、
西条はそのやつを相当に恐れている様だった。

「分かりました。じゃ今からナマズさんの携帯に電話して
すぐここに来てもらう事にしましょう」
「助かる。けど、俺の名前はくれぐれも出さないでくれ」

俺は急いでナマズの携帯に電話をかけた。
残念ながらナマズの携帯は留守電になっており、
俺はすぐに連絡をくれるよう伝言を残した。

そうしている間も西条は店の扉から片時も目を離さず、
緊張に体を強張らせていた。
俺は仕方なく店の看板を中にしまうと、扉に鍵をかけた。

「今日はもう店じまいにします。
ナマズさんから連絡があるまで、これでも飲んで落ち着いて下さい」

かつて西条が好んで飲んでいたウイスキーを水割りにして差し出すと、
西条はそれを一気に飲み干した。
ぷはぁと息をつくと、青白かったその顔に少し赤みが戻った様だった。

「ありがたい」

西条は今にも泣きだしそうな顔でそう呟(つぶや)いた。

「やっぱり山崎さんのあの事件に何か関係があるんですか?」

俺は好奇心を抑えられずに聞いた。
本来なら一介のバーテンダーが客のプライベートに首を突っ込むのは感心出来ない。

しかし俺は自分の立てたあの仮説が正しかったのか、
答え合わせをしたくてたまらなかったのだ。

「それを誰に聞いた。ナマズさんからか?」
「この界隈(かいわい)ではもっぱらの噂ですよ。
山崎さんと西条さんが命を賭けたポーカー勝負をしたって」

それは嘘ではなかった。
この数日の内にどこから漏れたのか、そんな噂が広まっていた。
もちろん俺がしゃべった訳ではない。

「仕方なかったんだ・・・家族を人質に取られた。
勝負をしなければそちらを先に始末すると言われたんだ。山崎も同じだ。
そうでなければどうして・・・どうして親友と命のやり取りなどするものか」

西条は絞り出すようにそう言った。

俺の背筋に冷たいものが走った。
この時になって初めて、俺は自分がそうとは知らずに
深い闇の中を覗きこんでいた事に気づいたのだ。

「人質って、いったい誰に!? さっき西条さんが言っていた『やつ』ですか」
「宮田だ、宮田恵子だ」

それは思いも寄らない名前だった。
てっきり脇役だと思っていた参考人C。
しかしそのCこと、宮田恵子こそがこの事件の中心人物だったのだ。

「あいつは恐ろしい女だ。宮田恵子と言うのも本名じゃない。
恐らくは日本人でもないのだろう。やつは香港か上海か、
どこかその辺の組織とも繋がりのある、裏の世界の人間なんだ」

西条は震える声で、何があったのかを語り始めた。

「もう十年以上も前の事だ。
俺と山崎は起業して、自分たちの店を持ちたいと思っていた。
腕には自信があったから当座の金さえあれば、絶対にうまく行くだろうと思っていた。
だが、銀行がどこの馬の骨とも分からん若造に金など出してくれる訳もない。
しかしそんな俺たちに出資してくれると言う人物が現れた。
それが宮田恵子だったんだ。
金利は多少高かったが、無担保でいいと言うんだ。
俺達はすぐ、その申し出に飛びついたよ。だが、それには一つだけ条件があった」
「それが生命保険ですか」

西条は頷いた。

「だが、おかしな事にやつは保険金の受取人を自分にしなかった。
俺と山崎をそれぞれ受取人にさせたんだ。何故だと思う?」
「さあ。自分は表に出たくなかったんじゃありませんか」
「俺も最初はそう思った。日本人でない様なのは、うすうす気付いていたからな。
でも違った、そうじゃない。やつの目的は最初から金ではなかったんだ」

西条の話はなおも続いた。

「俺たちの商売は面白い様にうまく行った。
あちこちに支店を出して、金回りも良くなり、三人で一緒に毎晩遊び歩いていた。
もちろん最初に借りた金は、色を付けて返そうとした。
だが宮田恵子はそれを受取ろうとはしなかった。
元金を返済してもらうよりも、長く利息を払ってもらう方が助かるとそう言っていた。
俺達もまあそんなものなのかなと、そのままにしていた」
 
宮田恵子の目的はいったい何なのか?
俺にはまだ見当もつかない。

「ところが何もかも順調に行っていたある日、
突然うちのレストランの隣にまったく同じメニュー、まったく同じ味、
そしてうちよりも遥かに値段の安い店がオープンしたんだ。
それも一軒だけじゃない、チェーン店四軒すべてにだ」

西条の所だけではない。
山崎の経営していた店も同じ事をやられたらしい。

「たちまち俺と山崎の会社は経営難に陥(おちい)った。
その時は分からなかったが、あれはきっと宮田恵子の仕業だ。
そして支払いが滞(とどこお)ると宮田は急に態度を変えて、
貸した金をすぐにでも一括返済しろとせまって来たんだ。
その頃にはもう俺達にそんな余裕はなかった。
残っていたのはたった一つ、あの生命保険だけだ」

知らずの内に、俺はつばを飲み込んでいた。

「途方に暮れた俺達に宮田恵子はこう言ったんだ。
何でもいいから二人で勝負をしろと。勝った方は、返済をしばらく待ってやると」

もちろん負けた方がどうなるかはすぐに想像がつく。

「断る事は出来なかった。
その時には自分はもちろん、家族にも監視がついていた。
やらなければ女房や子供にも害が及ぶ。背に腹は代えられず、
俺と山崎はどちらが勝っても恨みっこなしと約束して勝負をする事にしたんだ」

それがあのポーカーだったのか。

「俺達は昔から良く遊んでいた
2-7シングルドローと言うポーカーで決着をつける事にした。
知っているか、2-7シングルドローを?」
「ええ。それ程詳しい訳ではないですが、プレイした事はあります」

「それなら話は早い。
俺もまだ死にたくはないからな、初めの内は必死で闘った。
さすがに命が懸かっているんだ、勝負はなかなか付かなかった。
良く覚えていないが十二時間以上はプレイしていたと思う。
しかし、そうしている内に、俺の中である疑問が膨らんでいった」

『宮田恵子はなぜ、俺達にこんな事をさせるのか?』

「ただ貸した金を返済させるだけなら、首でも括(くく)らせればいい。
いやそれ以前に羽振りの良かった時にいくらでも回収出来たはずだ。
それを何故、保険金を掛けたり、勝負をさせたり、
そんなまどろっこしい事をするのか。君には分かるか?」

俺は首を振った。

「俺も始めは宮田恵子の目的がさっぱり分からなかった。
だが、勝負の様子を端で眺めていたあいつの表情を見た瞬間、俺は全てを悟った」

西条の顔が恐怖に歪んで行った。

「笑ってたんだ」

ぞくり、と俺の背筋に冷たいものが走った。

「負けたら死ぬ。しかし勝っても友達を殺す事になる。
そんな葛藤に苦しみもだえる俺達の姿を見て、あいつは笑っていたんだ」

その時の事を思い出したのか、西条の身体は小さく震えていた。

「お、俺は人間のあんな表情を見た事がない。
あいつの目的は最初からこれだったのだと、その時やっと気がついたんだ」

俺にもようやく事態が呑み込めてきた。
最初から宮田恵子は二人に殺し合いをさせるつもりだったのだ。

恐らく彼女は二人の起業はうまくいかないだろうと予想していたのだ。
資金繰りに困れば二人の内どちらかは保険金に目がくらんで、
彼女の望みの行動を起こすだろうと考えていた。

しかし予想に反して二人とも成功してしまったために、
今度はあからさまな手を使って二人を潰しにかかったのだ。

「お、恐らく俺達と同じような事をされている人間は他に何組もいるはずだ。
そしてあいつは気が向いた時にそいつらに殺し合いをさせるんだ。
ただただ自分の愉悦のためだけに・・・」

ただ人が苦しむ様を見たいがために、
何年も前から用意周到に準備をしていたと言うのなら、
宮田恵子はとんでもない異常者だ。

「だがそれに気が付いた時、俺の中に言い様のない怒りが湧いて来た。
絶対にこいつの思い通りにはさせたくない。だが逃げても殺されるだけだ。
もっとあいつが悔しがる様に、あいつの計画をぶち壊してやらなくてはならない」

それが西条に残された最後の抵抗だったのだろう。
そして、西条は最後の最後で宮田恵子の計画を破たんさせるある方法を思い付いた。
それは・・・

「俺はわざと負ける事にしたんだ」

西条はそう言った。

「やつに強制されたのではなく、俺は俺の意思で山崎を生かす事にした。
やつの目的は人間が醜く争う姿を見物する事だ。
だったらカードを開いて俺がわざと負けた事を教えてやれば、やつは怒り狂うだろう。
何年もかけて準備した計画が台無しになったんだからな、いい気味だ!」

俺は西条を誤解していた事に気が付いた。
俺は今まで西条をいわゆる成り上がりの、いけすかない奴だとばかり思っていたのだ。
しかしそれは間違いだった。
西条は親友と、そして自らの誇りのために命を捨てる事も厭(いと)わない人物だった。

「山崎の打ち筋は分かっていた、あいつは自分のハンドに素直に打つからな。
だからあいつがオールインして来た時、これは相当な強さのハンドだと思った。
その時の俺の手は7のワンペアだ。
間違いなく負けている。そう確信して俺はコールした」

その後の展開は俺も知っている。
そう、山崎の手はストレートフラッシュだったのだ。

「目の前が真っ暗になったよ。
あいつも、山崎も同じ事を考えていたんだ! 
わざと負けて、俺を助けようとしてくれたんだ!」

西条の慟哭が店の中に響いた。
西条は傍らの俺の目も気にせずに、しばらくの間子供の様に泣きじゃくっていた。

「・・・しかし、俺が真に恐怖を感じたのはその後だ」

西条の手にしたグラスの中で氷がカチカチと音を立てて、
小刻みに震えていた。

「山崎が決死の思いで下した決断、そして開かれたストレートフラッシュ。
だがそれを見て、それを見てやつは・・・」

狂った様に大きな声で笑い出したんだ。

「やつは腹をかかえて笑っていた。どうして? 
俺達は、山崎は、あいつに一矢報いてやったはずなのに・・・」

計画を潰されたにも関わらず、宮田恵子は笑っていた。
それはいったい何故なのか。

俺には思い当たる事が一つだけあった。
だがそれを西条に告げるのはあまりにも残酷だった。

「なぁ何故だ、何故宮田恵子は笑っていた? 
君のその顔は、何か分かったんじゃないのか?
分かっているなら教えてくれよ」

ぐちゃぐちゃな顔で西条は俺の胸ぐらを掴んで詰め寄って来たが、
俺にはどうしても答える事が出来なかった。

しかしそうしている内に、ふいにその手がゆるんだ。
もし絶望というものに色があるとするなら、
西条の目に浮かんでいるのがきっとそんな色だった。

「まさか、俺達がそうする事すらもあいつの想定内だったのか? 
俺達はただあいつの掌(てのひら)の上でもて遊ばれていただけ・・・」

俺の思い付いた答えも同じだった。
恐らく宮田恵子は、あまりにも自分の書いたシナリオ通りに事が進んだので、
それで笑ったのだ。

「じゃ、じゃあ山崎は無駄死に? 
何て事だ・・・ああ山崎、山崎ぃ!!」

西条の叫びは悲しみと怒りと、そして言い知れない恐怖に包まれていた。

「落ち着いて下さい西条さん、まずはナマズさんに相談してみましょう」
「山崎が死んでも俺の借金が消えた訳じゃない。
次はまたどんな目に合わされるんだ。お、恐ろしい・・・」

俺にはすでに、西条にかけるどんな言葉も持っていなかった。

その時、店の扉がノックされた。
「俺だナマズだ。いるのかエイジ?」
「ナマズさん!」

俺は正直ほっとしていた。
事態はもう俺のどうにか出来る範囲を超えていた。
ふいにぽっかりと足元に大きな穴が開き、
それに足を掬(すく)われない様にするので精いっぱいだった。

俺は急いで鍵を外し、店の扉を開けた。
しかしその瞬間、急に俺の目の前が真っ暗になった。

何か、にぶい音と頭に強い衝撃があったような気がするが、
それすらもあっという間に分からなくなった。
薄れ行く意識の中で俺はある事を思い出していた。

ナマズは自分で自分の事をナマズとは呼ばないと・・・。


「おいしっかりしろ、エイジ。どうしたんだ、目を覚ませ」

気がつくと目の前に、口髭を生やした刑事がいた。
今度こそ本物だ。

「さ、西条さんは?」
「何っ、西条がここにいたのか」

頭が割れるように痛かった。
後から分かった事だが、俺が意識を失ってから目を覚ますまでに
三時間以上経っていたらしい。
もちろん西条の姿は既になかった。

それから西条が、そして宮田恵子がどうなったのかを俺は知らない。
ナマズはそれについて何も話さないし、俺も知りたくもなかった。

今でもふいに店の扉が開くと、
そこに西条が立っている様な気がしてぎょっとする事がある。
しばらくはそんな感覚に悩まされるのだろう。

きっとそれは面白半分に探偵の真似事をしてしまった代償なのだ。

人にはその身の丈に合った分と言うものがある。
その分からはみ出してしまえば、そこには奈落が待ち受けているのだ。

俺はただひたすら無言でグラスを磨き続けた。


  <了>

****************************************

さていかがだったでござるかな?

ライトな謎解きかと思いきや、後半のホラー&サスペンスを
楽しんでいただけたら幸いでござる。

実はこれを書いたのは今からもう3年近く前、
ポーカー探偵JJシリーズの前に書いていたやつなのでござる。

訳あってポーカーを辞め、バーテンダーをしている主人公が
ナマズ警部の依頼で事件を解決していくという話だったのでござるが、
いきなり扱っているのがドマイナーなポーカー2-7SDで、
話の展開も暗くなってしまったのでボツにしたのでござる。

う〜ん、前回といい暗い話が続いたので、
次回はもうちょっと明るい話にしたいでござるな。

それでは今宵はこれまで、次回まで御免!!





posted by 桃太郎侍 at 22:19| Comment(0) | ポーカー小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月14日

【ポーカー小説】死のストレートフラッシュ 前篇

てるみくらぶが破産して、
アメリカに一人取り残されてしまったんですよ。

日本に帰る飛行機代もなくて、
一か八かでポーカーをやってみたんです、
そしたら運よく勝ってしまって。

ええ、それがポーカープロになったきっかけです。

なんて人が一人くらいはいるかも知れない今日この頃、
毎度拙者でござる!

今回は拙者が趣味で書いているポーカー小説を
性懲りもなくアップするでござるよ。

「命を賭けたポーカー勝負に負けた男。
しかし彼のラストハンドはストレートフラッシュだった!?」

それはいったい何故なのか、というお話でござる。
ジャンルとしては前回と同じくホラー&サスペンス。

拙者がこのての好きだから、どうしてもこんな感じに
なってしまうでござるな。

ではお暇な方がいらしたら、ぜひ読んでいただけると
拙者感謝感激、ローリング全裸して喜ぶでござる。

それではどうぞ〜

***************************************************

死のストレートフラッシュ(前篇)


「なぁエイジよ、ポーカーで一番強い役ってのは何だ?」

カウンターの向こうからその男、ナマズは唐突(とうとつ)に話かけてきた。
俺はグラスを磨く手を一瞬止め、「またか」と思った。

ナマズは本名を中津(なかつ)と言う。下の名前は知らない。
口の両端にちょろりと髭を生やしており、それが元でナマズと陰で呼ばれていた。

一見何気ない世間話のようだが、ナマズがこうやって話を振ってくる以上
ただの日常会話とは思えない。

恐らくは「事件」に関係のある話なのだ。

ナマズは、この辺り一帯を管轄する警察の刑事をしている。
そして担当している事件が行き詰まると、いつもこうして俺の店に
(と言ってもただの雇われ店長だが)やって来るのだ。

「それはもちろんストレートフラッシュでしょうね。
中にはジョーカーを加えたファイブカードを最強とする事もありますが、
一般的には少数派です」

俺が事件の事には気づかないフリをしてそう答えると、
ナマズは眉間に皺を寄せて腕を組んだ。

「やっぱりそうだよな。しかしそうなると辻褄(つじつま)が合わないんだ。
う〜ん、どうしたものかな・・・」

わざとらしい独り言。

俺は仕方なく、話に付き合う事にした。
正直警察関係者に長居されると客足が落ちるのだ。
現にさっきも扉を開けた酔客がカウンターにナマズの姿を確認すると、
急に回れ右をして帰っていった。
さっさと話を終わらせて、迅速にお引き取り願いたい所だ。

「何かあったんですか?」

俺がそう尋ねると、ナマズは嬉しそうに眼を輝かせた。

「これはあくまで例えば、の話だからな・・・」

そう言って事件について話し始めた。


「先週、会社社長のAが自殺した。
住んでいたマンションの屋上から飛び降りたんだ」

俺はその話に心当たりがあった。
ナマズがAと言っているのは恐らく山崎伸也(やまざきしんや)の事だ。
山崎のマンションはこの店から車で5分もかからない所にある。
常連と言う程ではなかったが、この店にも何度か来た事がある。

「自殺の原因は何だったんです?」
「Aの会社は経営難に陥(おちい)っており、
それを苦にしての自殺だろうと言うのが当初の見立てだった」

山崎は都内にいくつもの居酒屋を経営しており、
何年か前に従業員にメイドやアニメのコスプレをさせた店がヒットして
急に羽振りが良くなった。
当時は毎晩のように女性を連れて、この界隈(かいわい)を飲み歩いていたものだ。

しかし最近はまったく姿を見かけなくなっていたが、
そんなにひどい状況になっていたとは。

「しかし捜査を進めて行くうちにな、おかしな事実が浮かび上がって来た」

Aの保険金の受取人が、Bと言う別の実業家になっていたのだとナマズは言った。

「じゃ、保険金目当てにBがAを殺した可能性もある訳ですか」

「その可能性もない訳じゃないが、Bにはアリバイがある。
Aが自殺した夜にはBは自分の会社に居た事が目撃されている。
だがそれを最後に、Bは行方不明になっているんだ。
犯人とは言い切れないが、誰がどう考えても怪しい」

ナマズがBを調査した所、Bの会社もかなりの額の借金を抱えている事が分かった。
動機としては十分だ。

(Bか、Bとはいったい誰だろう?)

俺は山崎と一緒に店を訪れていた数人の顔を思い浮かべた。

「だがここに来て事態は思いも寄らない展開になった。
昨日ウチではもう一人の重要参考人Cにお越し頂いてな、
ちょっとばかしお話を伺(うかが)ったんだ」

お越し頂くなんて言ってはいるが、
恐らくそれは任意同行と言うやつだろう。
話を伺(うかが)うと言うのも要は取調べだ。

「でCが言うには、二人は賭けをしていたと言うんだ」
「賭け?」
「そうだ、二人は命を賭けた勝負をしたんだ。ポーカーで」

Cが語ったのはにわかには信じがたい話だった。

「AとBは学生時代からの親友だ。そして羽振りの良かった頃に、
ちょっとした遊びでお互いに保険金を掛け合っていたそうなんだ。
調べると確かにBも保険に入っており、その受取人はAになっていた」

冗談のつもりで入った保険だったが、事業が行き詰った二人はそれに目を付けた。
そして二人とも共倒れになるくらいならと、
勝負をして負けた方が死ぬと決めたのだ。
そうすれば勝った方は保険金でやり直す事が出来る。

その結果、勝負に負けたAが自ら命を絶ったと言う事だった。

「その場合、Bは何かの罪に問われるのですか?」
「いや、自殺したのはあくまでAの自由意思だ。
だがCの言う事を100%信じる訳にも行かない。
本当はBが誰かを雇って、Aを殺させたのかも知れないからな」

警察はAのマンションを調べた際に、勝負に使われたカードが
そのままテーブルの上に残っていたのを確認していた。

「おっとどうも飲み過ぎたみたいだ、ポケットから何かを落としてしまったぞ」

ナマズは臭い演技をして、懐から三枚の写真を取り出した。
そんな事をしなくとも店の中には俺とナマズの二人しかいないのだが、
ナマズにはナマズなりの筋の通し方というのがあるのだろう。

俺はその写真を偶然覗きこんだ。
一枚目はどこかの部屋の中の写真だった。

部屋の真ん中にはテーブルと椅子があり、
そしてそのテーブルの上にはドリンクのグラスと、カードとチップが散乱していた。
残り二枚の写真にはそれぞれ5枚のカードが映っていた。

一枚目は、♥2♣3♦4♦7♣7

二枚目は、♠3♠4♠5♠6♠7

「成る程、死んだAは7のワンペア。
Bの方はストレートフラッシュで勝ったと言う訳ですか」

俺がそう言うとナマズは首を振った。

「それがそうじゃないんだ。二枚目が死んだAの手札なんだ」

ここで俺はやっとナマズが何を悩んでいるのかを理解した。

Aの手札はポーカーでは最強の役、ストレートフラッシュだ。
もちろん7のワンペアなどとは比べ物にならない位強い。
なのに負けて自殺したのはAの方だ。確かにそれはおかしい。

「こっちがAの手札だと言うのは彼女の証言ですか?」
「ああ、そうだ。それにテーブルのそっち側にタバコの灰皿が置いてあった。
Bはタバコを吸わないからな。
ん待てよ、どうしてお前Cが女だって分かった!?」

「グラスですよ」
「グラス?」

「ほら写真のここにグラスが三つ映っている。
その内二つはウイスキー用のロックグラスです。
しかしもう一つのグラスはカクテルグラスで、しかもストローが差してある。
男性がカクテルを飲まない訳ではないですが、
可能性としては女性の方が高いでしょう?」
「成る程、伊達に長くバーテンはやってないってか」

それだけではなかった、以前死んだAこと山崎がこの店に来た時
二人の連れがいた事を俺は思い出していた。

一人は西条仁(さいじょうじん)と言うレストラン経営者と、
もう一人は確か宮田恵子(みやたけいこ)という女性だった。
宮田恵子の方は何をしているのかは分からないが、
黒髪のちょっとエキゾチックな感じのする美女だった。

山崎がここに来る時はいつもこの三人が一緒だった。
BとCと言うのはその二人の事ではないかと俺は推測していた。

「まぁそれについては何とも言えんが、Cがその場にいたのは確かだ。
それだけじゃない、二人の勝負に際してカードを配るディーラー役をしていたんだ」
「さすがに命が懸かった勝負ですからね。
自分達でカードを配るのは問題あるでしょう。
中立の立場の人間が必要でしょうね」

「最初Cはもちろん断ったそうだが、二人があまりに熱心に頼むので
仕方なく引き受けたそうだ。ただしCはポーカーに関してはまったくの素人だ。
ただ言われるがまま、カードを配っただけらしい」

「Cはこの最後の勝負がどんな感じで行われたのか、証言したのですか?」
「ああ。ゲームの流れはこうだ」

まず二人に五枚ずつカードが配られた。
そしてAが一枚カードをチェンジし、Bも一枚チェンジした。
次にAがベットするとBがそれをレイズした。

「それに対してさらにAがオールインしたのだそうだ。
まぁストレートフラッシュなら当然だな」
「それをBはコールしたのですか」

ナマズは頷(うなず)いた。

「だがカードが開かれると、Aはがっくりとうなだれて
『俺の負けだ。約束は明日の夜に必ず果たす』と言ったそうなんだ。
な、おかしいだろう?」

ナマズが首を傾げるのも無理はない。
ポーカーによっぽど詳しくなければ、この謎は解けないだろう。

「なんだその顔は、何か分かったのか?」
「半分くらいですかね」
「なんだよ分かったんなら早く言え」

「その前に中津さん、Cは今どこにいます? まだ警察ですか」
「いや、大方の取り調べが終わった時点で解放されたが」
「もう一度Cを警察に呼び出した方がいいかも知れません。
きっとCはまだ隠している事がありますよ」

(後編に続く)

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さていかがだったでござるかな?
皆さんはこの謎が解けたでござるかな?

続きは明日の夜にまたアップするでござるので、
お楽しみに〜。

それでは今宵はこれまで、次回まで御免!!






posted by 桃太郎侍 at 22:56| Comment(0) | ポーカー小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする